花結びよりも格式のある結び方で、輪が互いに結びあっている形が祝儀ものとしておめでたい鮑の形に似ていることから、あわび結びと言われます。あわじ結びとも言い、慶事の贈答用に使用します。結び目が複雑に絡み合っていて、解こうとすれば解けるが容易には解けないことから、慶事と弔事の双方に用いられます。
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一般的に最も良く使われる形で、蝶結びとも言います。結び目が簡単に解け、何度も結びなおせることから、何度も繰り替えしたいお祝い事の贈答に用います。あらたまった慶事でなくても贈答全般に使われます。弔事には使用しません。
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固結びともいい、ほどけにくい事から、二度目はないようにとの気持ちをこめて、婚礼と弔事に限って使われる結び方です。固く結ばれ、解けないことを願い婚礼関係に、二度とくり返さないようにとの願いを込めて弔事に用いられます。
婚礼(慶事)の場合は水引の両端を上向きに、弔事の場合は下向きに結びます。
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